2012.6旅行:3)ついに事件が!ワルシャワ→ブダペスト 22.Jun

サッカー観戦の翌日にははやワルシャワ・ポーランドを離れ、ハンガリーはブダペストに移動する事になっています。
旅の主目的はEURO観戦、そしてそれを終えた今、「撮影旅行」へと目的がかわったのです。そしてそこには鎖橋の夜景が魅力的なブダペストは欠かせませんでした。


ワルシャワ3日目は起きてからまず一部の服を洗濯し、しばらくして生乾きのままスーツケースに放り込みました。宿をチェックアウトしたらまずは大きなスーツケースを空港に預けにいきます。トラムでワルシャワ中央駅まで行き、そこから電車で空港まで。フライトは夕方なので航空会社に預ける訳にはいきません。なおショパン・ワルシャワ空港にコインロッカーは無く、悔しい思いをしたターミナル1の1階両替所のすぐお隣にある「Left luggage Office」に預ける事になります。おばちゃんがしっかり守ってくれますが、時々休憩か部屋をあける事があるので、急ぎで荷物を引き取りたいときなどは注意が必要です。
ワルシャワ空港でもらったリンゴ
来てすぐにその存在に気づかずうろうろと空港内を徘徊していたら、出国ロピーで観光PRのお姉さんにリンゴをいただきました。

まだまだ時間はあまっています。市内交通の一日乗車券を買ってあるので、再び電車で市内に舞い戻りました。中央駅から北へ走るトラムに乗車、初日に訪れた旧市街を目指します。

ワルシャワ蜂起記念碑
途中、ワルシャワ蜂起記念碑前を通ったのでしばし観覧。碑が言わんとする歴史を考えると非業に胸が絞められます。今回の旅はアウシュビッツであるとかゲットーであるとか、そういった過去の忌まわしき歴史には縁のないコースばかりをチョイスしましたが、厳然とまた何気なく垣間みる事ができます。ワルシャワで宿泊したHotel Logosの付近のビルにも、おそらく往時のものと思われる縦断痕が生々しく残っていました。

人魚像
バルバガンをくぐったすぐそばにアンティーク雑貨を扱うお店「Lapidarium」というお店を見つけていたので、羽田離陸の際などにお世話になった共産圏グッズ大好きなオトモダチのお土産(タペストリー)と、普段お世話になっている身内女性陣に琥珀のブローチなりネックレスを購入しました。続いて再び旧市街広場の人魚像を拝みました。

旧市街でソフトクリーム
天気は曇り、少し肌寒くも感じましたが、あちこちにあるソフトクリーム屋さん(ポーランドの人はアイスクリームに目がないらしい)で気になる写真が。つい手を出してしまいました。ひたすら長い。これで6zł(約150円)でした。食べてる最中に物乞いの親子に小銭をあげたら、地元のおばちゃんに「あいつらに金をやっちゃだめ。」と叱られたり。

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旧王宮を上に望むStare Miasto停から再びトラムに乗りMetro Ratusz Arsenałから今度はメトロ(地下鉄)に乗車しました。

ワルシャワの地下鉄
ワルシャワの地下鉄です。
ワルシャワの地下鉄
Centrumの駅ではしばしホームの端で鉄ちゃんのごとく撮影を試みてました。


さてそろそろ時間だとそのまま中央駅から空港行きの電車に乗ろうとしたら、該当する電車が見当たらず、どれも国境をまたぐ長距離列車の案内ばかり。おかしいぞと地下街を歩いてたらお土産屋さんを見つけたのでついでにフェルトのバッグとクルテクの人形を買いました。で迷ったあげく、中央駅を見限ってトラムで西に移動する事に。Pl.Zawiszy停で降りてOchota駅に乗り換えてホームに降りるも、時刻表が見づらくてしかたない。近くの人に尋ねれば「この駅から空港行きはしばらく無いぞ」と言われる始末。おいおいもうすぐチェックイン開始時刻が迫るぞと焦るところに、空港マークをつけた見慣れたカッコいい車両が停車。行き先は確認できず、でももしかして…と思ってえいやと飛び乗ったところに検札の人。「空港に行くぞ」と言われてほっと一安心でした。

…いえ、「事件」はこれからです。

Wizz Air A320
ブダペストまでのフライトは、人生初となるLCC(ローコストキャリア)のWizz Air。ハンガリーが拠点だとかポーランドだとかいまいち素性がはっきりしない会社ですが、中欧を中心として勢力拡大中のようです。ご多分に漏れずここもA320に機材を統一してシートピッチを狭くしたり機内サービスを有料にしたり、機内のあちこちに広告を貼りまくったりなどの営業努力を惜しみません。空港で使用するターミナルも、ピカピカのターミナル2ではなく古びたターミナル1です。


チェックインカウンターが開いたらいの一番に駆け込んでトップバッターでチェックイン。スーツケースを預けます。これがすべての元凶だったのかも。予想通りの無愛想なおばちゃんにゲートを指示されるがままいかつい保安検査も通過し(カメラバッグの中を改められた)、42番ゲートで待っていると、近くの表示では40番ゲートに…。しかもさらに待っていると41にこっそり変更。ともかく41番ゲートを覗きにいけば、何事も無かったかのようにWizz Airのクルーがゲートオープンの準備をしていました。


このあたりからこの日の運が尽きかけていたのかもしれません。


フライトは特に問題なくブダペストに定時に着きました。フライトの間中、隣のカップルが頻りにチュッチュと音を立ててキスをしていたのが耳障りでしたが乗り心地は悪いものではありませんでした。

Wizz Air A320
上の写真はブダペスト到着したばかり、ターミナルへ向かうバスの車中です。空は明るいですが、この時点で19時30分。そしてジケンが。


出てくるであろう荷物を待ち続け、ついにはレーンが止まりました。人生初のロストバゲッジです。大事なパスポートやカード、カメラ機材は手元に持っていましたが、着替え一式、電話・カメラの充電器材、お土産などは全てスーツケースとともに行方不明…。泣きそうになりました。ほかにも同じ境遇の人が2組ほどいたようで、同じように空港の荷物サービス会社窓口に泣きついて書類を書いて…、と一通りの手続きをしました。
不安な気持ちになりながら、ひとまず現地のお金を入手せねばとATMを探してFt15,000(約5000円)を引き出して、とやっていたら空港シャトルバスの指定20:10が迫っている!慌てて待ち合わせ場所にダッシュをするも、姿はどこにも見えず。泣っ面に蜂です。シャトル会社に電話すると「また戻るから待っておれ」とのこと。どこでも見られそうな片田舎のような風景が広がる駐車場で、ふわふわした気持ちのままずっと待っていますが全然来る気配なし。
暫くすると何人か個人旅行者のような人が同じ場所で待っています。暇すぎて逆に気が落ち込むばかりなのでその人たちに話しかけると、別のWizzで遅延した結果シャトルに乗り損ねた人たちでした。みな初対面ばかり。さすがに21時を回ると日も暮れだしていっそう不安な気持ちになります。音を上げて「いっしょにタクシーで市街に向かおうよ」と提案しました。何人かでタクシーに乗車すればお金も抑えられるだろうとの算段もありました。結局一人はシャトルを待っていると言ってそのまま待機、残る3人でタクシーに乗車しました。一人はフランス人の男の子、既に先発として友人がホテルにいるそう。もう一人は中国系アメリカ人のシューさん。一人旅のようです。
空港から市内までは30分ほどですが、走り始めてすぐに夜の帳が降りてきました。下車する頃には真っ暗です。ブダペストの市街の夜は、場所により一国の首都とは思えぬほど静謐として変に不安をかき立てます。シューさんのホテル前で別れた後、こちらはブダ地区とペスト地区を分断するドナウ川を渡す鎖橋をめざし早足で歩き出しました。
このときの不安と憂鬱と落胆と絶望の入り交じった感情は思い出すにつけもやもやとしますが、なかなか言葉で表現しようがありません。


それでも目的は忘れてません。鎖橋が見えたときの衝撃は強烈です。「うわ、めっちゃきれい」と。
そん時の写真は次回に掲載します。今回は事件発生まで。長々と失礼しました。

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