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旅行

2012.6旅行:4)ブダペスト 23.Jun

ブダペスト鎖橋の夜景
おセンチな心にこの夜景はやばかった。ブダとペストを渡す鎖橋とドナウ対岸のライトアップがあまりにキレイで、しばし言葉を忘れ佇んでいました。
ブダペスト鎖橋の夜景 ブダペスト鎖橋の夜景

ブダペストで宿に選んだのは「Lanchid 19 Hotel」、ドナウ川沿いで窓からは鎖橋などの夜景が見られるというのでチョイス。ブダ側にあるので、鎖橋を渡って向かいます。
フロントにはチェックインが遅れた由を説明すると何も問題ないと言ってくれました。甘えついでに電池残量がやばかったiPhoneのC型コンセント用アダプターを貸してもらえ、歯ブラシセットももらうことができました。ブダペスト空港から荷物について連絡があったら対応できるように書類も預けておきます。
ブダペスト鎖橋の夜景
ホテルから撮影した夜景。

この時点での所持品は、パスポートやカード・現金などの貴重品類(ウエストバッグ)にiPhone、カメラ機材一式(カメラバッグ、除く充電器)、そしてハンガリーのガイドブックという有様。温泉に入ろうと水着も準備していたのにスーツケースとともにさようなら。iPhoneも電池が危なかったのですがひとまず使用不可は避けられました。翌日は観光しがてら必要なものを買いそろえなければなりません。明日の大雑把な行動計画を立てた後、ベッドで鬱々としていたらいつの間にか寝てしまいました。

鎖橋
翌朝は快晴です。カーテンをあけると眼前には雄大なドナウ。そしてペストの町並みが広がります。
と同時に、「着替え」がない事に思い至り、天気もよかったのでチェックインまでの間に念のため下着を水洗いする事にしました。窓辺で洗濯物を乾かす間タオルを腰に巻いてドナウと対峙します。なんだかこの辺りで吹っ切れてきました。もちろんそれまでのFacebookなどでのやり取りもあってのことです。


結局、バイキングの朝食をたらふく食べても、10時を回ってチェックアウトの時間が迫っても洗濯物は乾かず。少々生乾きのまま下着を身に着けて街に繰り出します。スーツケースがないので身軽なものです。
鎖橋

なにはともあれ、ブダペストに来たら鎖橋の他には地下鉄を見なければ始まりません(いや、フツーのヒトは王宮だったりするんでしょうけど…)。なにせブダペストの地下鉄1号線はロンドンに次いで古く、世界遺産にもなっています。その最寄り駅を目指していると目に飛び込むは「H&M」の大きな文字。自が境遇を思い出し迷わず入りました。


3枚セットのパンツ、3足セットの靴下、それに安かったアンダーシャツ、それに羽織る用のYシャツを買って3000円程度。はるばるハンガリーまで来てH&Mの安価にびっくりしました。しかし買ったものを収納するバッグもなく、次にホテルにチェックインするまではH&Mの袋を下げたお上りさん状態でした。


Metro1
そして念願の1号線。予想以上に「レトロ感」が醸し出されています。もともと地上からの深度が浅く天井が低いため「違和感」を感じる上、世界遺産に登録されたからか構内の装飾などにもこだわりが見られます。そして黄色の一風変わったデザインの電車。一目惚れです。

デアーク駅に隣接する形である地下鉄博物館。入り口が券売窓口と食べ物屋の間にそれとなくあり、見つけるのに苦労しました。

地下鉄博物館 地下鉄模型

フランツ・リスト博物館を訪れるも休館だったため、ホテルに返却してしまったiPhoneの充電用アダプターを買い求めに「西駅」に隣接するショッピングモールに向かいました。
3号線に乗り換えです。 ↓2号線の写真ですが、3号線も同じ車両でした。
Metro2

Tram 2


ブダ王宮に登るケーブルカーが思いのほか盛況で列ができていたので、脇の登山道?で上を目指しました。疲れる、暑い。木に囲まれて日差しが和らいでいるのがせめてもの救いでした。王宮の丘から一通り眺望を楽しみ、昔の王宮だった国立美術館を見学しました。入場にも常設展示までと特設展も見られるのとで別れており、常設のみではあまり見応えがなかったのが正直な感想です。
ハンガリー国立美術館(王宮)

再び坂を降りて川を渡りペスト側に行こうとしたら、昨晩タクシーで一緒だったシューさんとばったり遭遇。

その後デアーク広場のスタバで休息を取り、聖イシュトヴァーン大聖堂を眺めて見るも、カメラのバッテリーを気にしながらではすることも思いつきません。早めに「東駅」に向かう事にしました。
先の動画にも出てきますが、地下鉄2号線などに降りる際のエスカレーターが速いのなんの、かつ長い。バリアフリーという言葉の存在を微塵も感じないのに、老若男女問わずすいすい利用しています。


ブダペスト東駅
駅売店で1.5Lの炭酸水を買い、構内のベンチで読書するなどして時間をつぶしていました。今考えるともったいない事をしました。

そして予定時刻30分ごろ前になり、いよいよ乗車予定のEuro Night(寝台列車)が東駅に入線してきました。「プラハ行き」車両の車掌さんがイタリア人サッカー審判のコッリーナさんにそっくりなスキンヘッドのチェコ人で、見た目と違って心配りが届いたサービスをしてくれるヒトだったので、すごく安心できました。


EuroNight 350 012-1
EuroNight Praha EuroNightの室内
EN 10476、BudapestKel(20:05)→PrahaHL(6:20)で、旅費は15000円(乗車券+寝台)。利用したのは2等寝台。2段ベッドのコンパートメントですが、実質1人部屋状態でした。


「世界の車窓から」気取りで平行するドナウなどを眺めていたかったのですが、あれだけ隣室が喧しかったり、「同じ客車内」からドリフの観客以上の笑い上戸なおばちゃんの声が聞こえたにも拘らず、やはり疲れが先に出て早々に寝てしまいました。

チェコの朝靄
目が覚めたらチェコ国内に入っており、ご覧の朝靄。ボヘミアに来た、という実感(なんのこっちゃ)。

次回はプラハ到着からです。

2012.6旅行:3)ついに事件が!ワルシャワ→ブダペスト 22.Jun

サッカー観戦の翌日にははやワルシャワ・ポーランドを離れ、ハンガリーはブダペストに移動する事になっています。
旅の主目的はEURO観戦、そしてそれを終えた今、「撮影旅行」へと目的がかわったのです。そしてそこには鎖橋の夜景が魅力的なブダペストは欠かせませんでした。


ワルシャワ3日目は起きてからまず一部の服を洗濯し、しばらくして生乾きのままスーツケースに放り込みました。宿をチェックアウトしたらまずは大きなスーツケースを空港に預けにいきます。トラムでワルシャワ中央駅まで行き、そこから電車で空港まで。フライトは夕方なので航空会社に預ける訳にはいきません。なおショパン・ワルシャワ空港にコインロッカーは無く、悔しい思いをしたターミナル1の1階両替所のすぐお隣にある「Left luggage Office」に預ける事になります。おばちゃんがしっかり守ってくれますが、時々休憩か部屋をあける事があるので、急ぎで荷物を引き取りたいときなどは注意が必要です。
ワルシャワ空港でもらったリンゴ
来てすぐにその存在に気づかずうろうろと空港内を徘徊していたら、出国ロピーで観光PRのお姉さんにリンゴをいただきました。

まだまだ時間はあまっています。市内交通の一日乗車券を買ってあるので、再び電車で市内に舞い戻りました。中央駅から北へ走るトラムに乗車、初日に訪れた旧市街を目指します。

ワルシャワ蜂起記念碑
途中、ワルシャワ蜂起記念碑前を通ったのでしばし観覧。碑が言わんとする歴史を考えると非業に胸が絞められます。今回の旅はアウシュビッツであるとかゲットーであるとか、そういった過去の忌まわしき歴史には縁のないコースばかりをチョイスしましたが、厳然とまた何気なく垣間みる事ができます。ワルシャワで宿泊したHotel Logosの付近のビルにも、おそらく往時のものと思われる縦断痕が生々しく残っていました。

人魚像
バルバガンをくぐったすぐそばにアンティーク雑貨を扱うお店「Lapidarium」というお店を見つけていたので、羽田離陸の際などにお世話になった共産圏グッズ大好きなオトモダチのお土産(タペストリー)と、普段お世話になっている身内女性陣に琥珀のブローチなりネックレスを購入しました。続いて再び旧市街広場の人魚像を拝みました。

旧市街でソフトクリーム
天気は曇り、少し肌寒くも感じましたが、あちこちにあるソフトクリーム屋さん(ポーランドの人はアイスクリームに目がないらしい)で気になる写真が。つい手を出してしまいました。ひたすら長い。これで6zł(約150円)でした。食べてる最中に物乞いの親子に小銭をあげたら、地元のおばちゃんに「あいつらに金をやっちゃだめ。」と叱られたり。

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旧王宮を上に望むStare Miasto停から再びトラムに乗りMetro Ratusz Arsenałから今度はメトロ(地下鉄)に乗車しました。

ワルシャワの地下鉄
ワルシャワの地下鉄です。
ワルシャワの地下鉄
Centrumの駅ではしばしホームの端で鉄ちゃんのごとく撮影を試みてました。


さてそろそろ時間だとそのまま中央駅から空港行きの電車に乗ろうとしたら、該当する電車が見当たらず、どれも国境をまたぐ長距離列車の案内ばかり。おかしいぞと地下街を歩いてたらお土産屋さんを見つけたのでついでにフェルトのバッグとクルテクの人形を買いました。で迷ったあげく、中央駅を見限ってトラムで西に移動する事に。Pl.Zawiszy停で降りてOchota駅に乗り換えてホームに降りるも、時刻表が見づらくてしかたない。近くの人に尋ねれば「この駅から空港行きはしばらく無いぞ」と言われる始末。おいおいもうすぐチェックイン開始時刻が迫るぞと焦るところに、空港マークをつけた見慣れたカッコいい車両が停車。行き先は確認できず、でももしかして…と思ってえいやと飛び乗ったところに検札の人。「空港に行くぞ」と言われてほっと一安心でした。

…いえ、「事件」はこれからです。

Wizz Air A320
ブダペストまでのフライトは、人生初となるLCC(ローコストキャリア)のWizz Air。ハンガリーが拠点だとかポーランドだとかいまいち素性がはっきりしない会社ですが、中欧を中心として勢力拡大中のようです。ご多分に漏れずここもA320に機材を統一してシートピッチを狭くしたり機内サービスを有料にしたり、機内のあちこちに広告を貼りまくったりなどの営業努力を惜しみません。空港で使用するターミナルも、ピカピカのターミナル2ではなく古びたターミナル1です。


チェックインカウンターが開いたらいの一番に駆け込んでトップバッターでチェックイン。スーツケースを預けます。これがすべての元凶だったのかも。予想通りの無愛想なおばちゃんにゲートを指示されるがままいかつい保安検査も通過し(カメラバッグの中を改められた)、42番ゲートで待っていると、近くの表示では40番ゲートに…。しかもさらに待っていると41にこっそり変更。ともかく41番ゲートを覗きにいけば、何事も無かったかのようにWizz Airのクルーがゲートオープンの準備をしていました。


このあたりからこの日の運が尽きかけていたのかもしれません。


フライトは特に問題なくブダペストに定時に着きました。フライトの間中、隣のカップルが頻りにチュッチュと音を立ててキスをしていたのが耳障りでしたが乗り心地は悪いものではありませんでした。

Wizz Air A320
上の写真はブダペスト到着したばかり、ターミナルへ向かうバスの車中です。空は明るいですが、この時点で19時30分。そしてジケンが。


出てくるであろう荷物を待ち続け、ついにはレーンが止まりました。人生初のロストバゲッジです。大事なパスポートやカード、カメラ機材は手元に持っていましたが、着替え一式、電話・カメラの充電器材、お土産などは全てスーツケースとともに行方不明…。泣きそうになりました。ほかにも同じ境遇の人が2組ほどいたようで、同じように空港の荷物サービス会社窓口に泣きついて書類を書いて…、と一通りの手続きをしました。
不安な気持ちになりながら、ひとまず現地のお金を入手せねばとATMを探してFt15,000(約5000円)を引き出して、とやっていたら空港シャトルバスの指定20:10が迫っている!慌てて待ち合わせ場所にダッシュをするも、姿はどこにも見えず。泣っ面に蜂です。シャトル会社に電話すると「また戻るから待っておれ」とのこと。どこでも見られそうな片田舎のような風景が広がる駐車場で、ふわふわした気持ちのままずっと待っていますが全然来る気配なし。
暫くすると何人か個人旅行者のような人が同じ場所で待っています。暇すぎて逆に気が落ち込むばかりなのでその人たちに話しかけると、別のWizzで遅延した結果シャトルに乗り損ねた人たちでした。みな初対面ばかり。さすがに21時を回ると日も暮れだしていっそう不安な気持ちになります。音を上げて「いっしょにタクシーで市街に向かおうよ」と提案しました。何人かでタクシーに乗車すればお金も抑えられるだろうとの算段もありました。結局一人はシャトルを待っていると言ってそのまま待機、残る3人でタクシーに乗車しました。一人はフランス人の男の子、既に先発として友人がホテルにいるそう。もう一人は中国系アメリカ人のシューさん。一人旅のようです。
空港から市内までは30分ほどですが、走り始めてすぐに夜の帳が降りてきました。下車する頃には真っ暗です。ブダペストの市街の夜は、場所により一国の首都とは思えぬほど静謐として変に不安をかき立てます。シューさんのホテル前で別れた後、こちらはブダ地区とペスト地区を分断するドナウ川を渡す鎖橋をめざし早足で歩き出しました。
このときの不安と憂鬱と落胆と絶望の入り交じった感情は思い出すにつけもやもやとしますが、なかなか言葉で表現しようがありません。


それでも目的は忘れてません。鎖橋が見えたときの衝撃は強烈です。「うわ、めっちゃきれい」と。
そん時の写真は次回に掲載します。今回は事件発生まで。長々と失礼しました。

2012.6旅行:2)ワルシャワ滞在2日目まで 21.Jun

もはや記憶からどんどんいろんなことが抜け落ちてきてますが、ようやく満足な写真編集環境が整いました。これで少し早めに仕上げていけるかもと期待。


いろいろ疲れていたのか、ベッドに入ったらバタンキューで、目覚ましなどをかけていませんでした。特に決まった用事もなく惰眠をむさぼってもよかったのですが、時計の針をあわし忘れて変に焦ってしまいました。

ワルシャワのトラム
今回の旅の主目的である「EURO2012」観戦を夜に控え、それまでは観光にいそしむことにします。さっそくトラムに乗って中心地Centrumを通り越してPl.Zawiszy駅まで行くつもりが手前のPl.Starynkiewicza駅でおりてしまい、30分くらい迷ってぐるぐる歩き回りました。

鉄道博物館
目的地はここ、Muzeum Kolejnictwa w Warszawie(ワルシャワ鉄道博物館)です。2日目のあたまから行くところに窮してのチョイスでしたが、いやここおもしろかった。アトラクティブなものはいっさいありませんが、いろいろな展示がありすぎて。

鉄道博物館内の模型 鉄道博物館内の模型
鉄道博物館内の模型 鉄道博物館内の模型
鉄道博物館内の模型 鉄道博物館内の模型
昔の中央駅を改装したミュージアムの屋内ではこんな模型が飾られていたり、昔の制服や鉄道グッズも飾られていたり、
ジオラマに見入るこども
やっぱりあります、こういうジオラマ。お金を入れて動くタイプなので子供が親に必死でねだる姿も見られました。

静態保存された機関車
屋外に出ると、あるわあるわの静態保存?された機関車や列車の数々。↑ Pm3 1940, Deutscheland
うち捨てられた気動車 静態保存された機関車 静態保存された機関車
左のなんて絶対「保存」してないだろとおもわんばかりの状態。なんだか味があります。よそのBlogを拝見するとあながちそうでもないそうですが…。

イタリア・フィアット製のディーゼルカーSD80
第二次大戦後にイタリアから購入し、ワルシャワ~クラクフ・グディニア間などで使用されていた。
現在、保存に向けた大規模修繕工事中とのこと。

装甲車 装甲車
そしてFacebookからリアルタイムで思わぬ食いつきがあったのがこれ。
よそのBlogからまた解説を拝借します。

突然目に飛び込んできたのが、この装甲列車PzTrWg16型!
1942年にドイツで製造された車両で、現存するのはヨーロッパではこの1両のみとのこと。
ワルシャワ鉄道博物館の目玉車両のようで、これは凄い。
第二次大戦後は戦利品としてポーランド軍に所属していたとある。

うん、あっちのほうが写真たくさん載っているのでもっとみたい方はどうぞ。
列車

見ていると雨が降り出しました。すぐやみそうにもなかったので、一旦宿に戻ることに。


最寄り駅そばのケバブ屋さんで昼食。いやこれ多すぎですけど…。ケチャップ服に飛んだし…。

して暫くすると雨もやみ腹の収まりもよくなってきたので、ブラブラと歩いてMuzeum Narodowe(ワルシャワ国立博物館)にいきました。


ここもよかったなぁ。展示点数も多く、人物画や風景画などジャンルも多岐にわたっていました。

Orphan from Poronin
この絵、ひかれました。旅先でのおセンチもあったのでしょうね。
Indian Summer Storks
ほか気に入った絵をご紹介。館内撮影可だし、撮影料を別にとられることもなかった。
じっくり堪能し、満足することができました。

ゆるゆるモードのまままた宿に帰ってEURO観戦まで時間をつぶします。なにせお腹はお昼のケバブでいっぱい(夕食食べませんでした)。スタジアムも川を挟んで目の前です。しばらくTwitterやFacebookを更新したり散らかしっぱなしの荷物を整理していました。


観戦したのはトーナメント準々決勝A1-B2、チェコ対ポルトガルの試合でした。ホストであるポーランドが順当にあがってさぞスタジアム内は赤く染まり「ポルスカー!」の大合唱になるものだと思っていたらまさかの組み合わせ。

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はるばる応援に駆けつけたサポーターもけっこういましたが、やはりカテ1あたりは現地の人で占められていました。おとなりのチェコ人サポーターも少し応援しづらそう。
ロシツキ ツェフ
チェコの心臓たるロシツキーはけがで欠場。見えたのは最初のウォーミングアップだけでした。ツェフはがっちりゴールを守ってました。
CR7のフリーキック CR7
対してポストがるはクリスティアーノ・ロナウドを中心にチェコゴールに迫ります。
得点シーン
後半の得点シーン。ロナウドのヘディングが決まりました。


正直ちょっともの足りない試合。

National Stadium Warsaw
スタジアムをあとにします。やっぱりさいごまでお腹は減りませんでした。

2012.6旅行:1)ワルシャワ滞在1日目まで 19-20.Jun

身を張ってネタを提供する男、といつから自負するようになったのでしょうか。
2010年のワールドカップ南ア観戦より2年経ち、今度はEURO2012ポーランド・ウクライナを観戦しようとワルシャワなどを訪問、南アに較べれば治安面などで心配要素が格段に減り快適な旅になりそうなものでしたが、豈図らんや出発初日から波乱の幕開けとなりました。なお写真の整理が追いつかず、日を分けての更新となります。

今回はANAで折しも「ヨーロッパエコ割」というキャンペーンが始まったこともあり、伊丹-羽田-フランクフルトの往復をANA便で、そこから別航空会社を利用する予定を立てました。空前の対ユーロ円高到来もあり当初想定よりも予算を抑えながらも、予約時のちょっとした手違いなどから旅程が一日前に延びてまさかの9連休、費用も手違い前から2万円も価格上昇したプランを選択してしまいましたが乗り継ぎ以降の座席確保を考えるとそのまま予約継続をせざるを得なくなりました。その分しっかり働くことにします。
あれやこれやと計画や準備をたてていた(散財していた)過程は、ご存知の方はTwitterやFacebook、また当ブログでご覧いただいていた通りです。日程が長期になるためデカいスーツケースを新調、主目的は「サッカー観戦」なれどいつのまにか中央三都周遊撮影旅行と脳内変換されたためカメラ用レンズなどをぽんぽんと買いそろえていました。まがりなりにも自分なりに「これで万全」と納得できた準備でした。

台風で欠航続出
ところが、出発当日にまさかの台風4号が接近、列島縦断。しかも午後半休をもらっていましたが出勤。お昼過ぎまで身動きが取れません。台風は刻々と近づいてきます。出発は20時20分、時々飛行機の運航情報などをチェックするも、沖縄などでは欠航がアナウンスされる一方、近畿地方などは「予定どおり」の文字が並ぶだけ。半信半疑になりながら「そう仰るなら」と14時前に京都駅からリムジンバスに乗り込み一路伊丹空港へ向かいました。道中もマメに運航情報をチェックです。そして空港についてボードを見るなり踊る「欠航」の二文字。18時以降の便は軒並み欠航です。さすがに唖然としました。
慌てて空港チェックインカウンターにできていた長蛇の列に混ざって相談したところ、16時のフライトに乗せてくれることに。良かった、半休取っといて!
而して予定よりもずいぶん早く羽田空港に到着、国際線ターミナルの存在に暫く気づかなかったりと便が早まってなければちゃんと乗り継ぎできたかどうかというほどの音痴ぶりを発揮しつつ、強まる風雨の中展望デッキに出て速攻ずぶ濡れになったりと遊んでいるさなか、台風はスピードアップして追ってくるかのように関東に近づいてきました。

搭乗客にお弁当配付
台風の影響については夜になっても特にアナウンスのなかった国際線ですが、やはり台風が迫るにつれて影響が出始めます。予定された搭乗ゲートの前便がディレイ(遅延)、ほか続々とディレイのアナウンスが流れます。ディレイの原因は飛び立てない、というよりも折り返し飛ぶはずの飛行機が羽田に着陸できないという方のようです。中部や関空にダイバート(着陸地変更)する便も出てきました。
暫く待っているとついにフランクフルト便のアナウンスが!と思ったらゲート変更のお知らせでした。前便のお客さんと合わせてスペースがいっぱいになってきたための措置でしょう。でも今度は待合スペースの小さなゲートに変更されて地べたに腰掛けるヒトも多く見られました。お隣のゲートでは「出発遅延、時間未定」の重なるアナウンスにぷっちんしてしまったのかくどくどと係員に声を荒げて詰め寄るオッサンも出てきました。こういう時の接客というのも大変ですね。心中は「台風が来たのなんてワタシのせいじゃないのに、なんでオッサンワタシにきれんの!?」ときっと思いながらも、丁寧に対応する姿、接客業の鑑です。そしてついにフランクフルト便もディレイのアナウンス、速度を速めた台風が深夜1時過ぎに関東を通過しピークは去ったからか「出発予定1時間遅れ」と“他に較べたらマシ”な案内。しかも待っている乗客にお弁当の差し入れまでしてもらいました。


そして2時過ぎに無事?フランクフルトに向けて新鋭B787-8機は飛び立つことができました。この間、カノーさんをはじめTwitterやFacebookを通じていろいろな方から励まし(というより賑やかし)の言葉をもらい、一人で鬱屈とせずネタに昇華するだけの気力をもらいました。ソーシャルメディア万歳です。

機内でビール B787-8
機内では気が大きくなったのか初めてアルコール(ビール)を飲みました。案の定、寝てたら胸が気持ち悪くなって激しく後悔しました。右はフランクフルトまでのおとも、787機です。


フランクフルトに着いたのが7時40分、乗り換えのLOTポーランド航空が9:15発(実際はANAの遅延振替の影響もあり25分ほど出発遅れ)だったので深刻な影響はありませんでした。エンブレア機(E-190)はシートもふかふかで快適なフライトでした。


ポーランドに入ってショパン・ワルシャワ空港に降りたったあと、ひとまずポーランドの通貨であるズウォティ(zł)を手に入れる必要があります。以前から「クレジットカードのキャッシュ機能を使うのが一番手っ取り早くて割がいい」とは聞いていましたが、つい昔からのクセで目の前の両替屋に。あまりのレートの低さに愕然。およそ1zł=24円で計算できるところ、1万円だして僅か300złしか返ってこず。これで二度と両替屋は使わないぞ、と決意を固めることができました。すぐ横にあった銀行ATMからクレジットカードで200złを追加で引き出しです。

ワルシャワ空港線


EURO開催に合わせてか、ショパン空港からワルシャワ市内を結ぶ空港線が開通したと知り(ほかにも有益な情報をポーランド政府観光局@PolandTravel_jpさんやその私的アカウントポラ猫@POLANEKOさんからたくさんいただきました。感謝です)、早速利用してみました。
ターミナル2から出た際もそのままターミナル1に抜け、出口から右に右にと進めば地下に降りるエレベータやエスカレータがあります。降りたところに自動券売機があるので、必要なチケットを購入すればOKです。車内にも券売機がありますが、しょっちゅうくる検札のヒトにビビりたくないなど精神安定を求めるなら早めに「24時間チケット」などを購入しておくのがベターです。市内交通の乗り方は「歩き方」などを参考にしてください。
で、どうですこのカッコイイ電車!トッキューではございません。鈍行でこれです。EUROにかけるポーランドの人たちの気合いの入り方がビシバシと伝わってきました。一方で、こんなステキな電車↓も走っています。飾られた国旗がかわいらしい。この新旧のギャップがワルシャワ市内のところどころに見られ、非常に魅力的です。
Watszawa Powisle駅


こういう大きな大会があると例外なく宿代が高騰します。今回利用した宿もふだんなら繁忙期でも一泊5000円程度が2倍強に跳ね上がっていました(2泊で25000円)。それでも市内中心からそう離れておらず、空港へのアクセスである電車やトラムなども至近、スタジアムも川を挟んで目の前という好立地でした。

Wisla川の人魚像 Wisla川越しにスタジアムと列車
ホテルで一息ついたらさっそくお出かけ。まずは目の前の川に出てみました。ヴィスワ川ほとりにあるという人魚像を探し求めたら、ちょっと残念な状態に。周辺を工事しておりその保護のためでしょう。スタジアムを望めば手前には鉄橋が架かり、電車も頻繁に行き来しています。

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なんの像か不明ですが、街中を歩くといろんなところにステキな雰囲気を感じます。

ワルシャワ旧市街
ワルシャワ旧市街広場。戦後の復旧にまつわるエピソードはガイドブックに詳しく書かれていますが、ただただこの美しさに嘆息するばかりです。

レストラン軒先のトラック
旧市街からバルバガンを抜け、城壁沿いにしばらく歩いていたらレストランにこんなトラック(オブジェ?)が駐まっていました。

クルテク


彼は「クルテク」というのだそうです。チェコが本場だとか。「文化科学宮殿」というワルシャワをぐるりと眺望できるスポットに行ったらあちこち迷い、あげく既に時間終了。とぼとぼと歩いていたら彼に遭遇しました。ヒトには親切なポーランドのヒトも、クルテクにはほとんど無反応。そのためか観光客にはたいへん愛想が良かったです。

コペルニクス像


ショパンミュージアムに行って、「ふーん」と見学して隣のミュージアムショップでしこたま土産を買い込み、地図を見ると近くにもう一人のポーランドの偉人であるコペルニクスの像があるというので訪問。

ピエロギ


そうこうするうちに時間も夜になり(夜9時をまわらないと暗くなってきません!)、せっかくなのでとポーランド料理のピエロギをいただきました。いうなれば洋風蒸し餃子。身も蓋もない表現で申し訳ありません。よく分からないまま「中が肉のやつ」を頼んだためか、ホントに中が挽肉オンリー。ちょっとぼそぼそしていましたがおいしかったです。

そして眠りについたらけっこうスゴい雷雨。でも意識下では認識しながら目を開けることはありませんでした。

薬師寺初詣ライトアップ

西塔
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東塔
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金堂
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E-5ではかなり好感度特性に改善が見られた、といいますが、ISO1600で撮影された以上の写真を見る限りけっこうノイズが出てしまってます。ただ細部がつぶれることはあまり見られず手ぶれ補正の効果も上々です。

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除夜の鐘をつく模様。

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西ノ京駅から西に行ったところに大池があります。この湖岸から薬師寺の二塔をVario Elmarのテレ端(150mm)で狙ってみました。これはISO200で撮影しました。