個人「輸入」のススメ

ただいまドルに対してもユーロに対しても、絶賛円高の真っ最中です。円高によって困っていらっしゃるところも多い中、「輸入」「旅行」においては“あくまで個人的な範疇においては”大変お得な状況でありますよ、というのが今回のエントリーの趣旨。我が身と財布の中身を削って実感した次第です。(2012年5月現在)

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
OLYMPUS マイクロ一眼 PEN レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
定価:99,750円 2011/6発売
約1年前発売のレンズです。重厚な質感と描写性能の良さから高嶺の花として皆の羨望を集めています。
今回はとある理由からこのレンズを持って云々したいと考えるようになりました。しかし如何せんお値段高し。
1) 日密(Amazon.jp)では5月末現在約71800円(▲27,950 約30%off)。ネットショップ全体から見れば安い方です。
2) オリンパスオンラインショップはオフィシャル乍ら発売当初からけっこうなディスカウトをしてくれます。今のプライスは79800円、「プレミア会員(要年会費」はそこから5%引きで75810円。更に商品購入などで付与されるポイントが溜まっていれば会員価格の15%まで利用できるため、実質65000円を割ります(さらにポイント付与あり。価格(kakaku.com最安の65800円をも下回るロープライス。けっこう探し回りましたがこれを下回る値段は少なくとも1日見た限りはありませんでした。

とここではじめに申し上げたことを思い出してください。海外のショップから購入です。
海外での買い物の王道(安心して購入できるの意も込めて)はやはり密林(Amazon)です。元々の値段も安いため、輸送費を込みにしても妥当な値段で購入できる見込みがあるのが現在の状況です。
ただし、注意しないといけないのは、米密(Amazon.comの場合、いけずうを良くされるのです。カゴに入れてもレジで以下のようなことを言われて拒否されてしまうこともざらにあります。カメラ系はほとんどいけずうです。

We’re sorry. This item can’t be shipped to your selected destination. You may either change the shipping address or delete the item from your order.

商品説明欄にも一応「Shipping: Currently, item can be shipped only within the U.S.」と書かれているんですけどね。それでも米密で買いたいとなったら、所謂「転送屋」さんを利用するしかありません。

しかし円高はドルだけに対してではありません。ユーロでも同じ状況です。そして密林はカナダやイギリス(ここポンドだけど)、フランス、スペイン、イタリア、ドイツなどにもあります。そしてそれぞれで値段が異なりますからもしかしたら…、となるわけです。
そこで便利なのが、各密林を串刺し検索できるサイト > TAKEWARI

検索して出てきたのはこの4カ国。そして米密(ただしマーケット・プレース価格)をも下回るショップはドイツにありました。
3) 独密(Amazon.deでは€634.99(換算約62000円。VAT(付加価値税が引かれるため、レジで提示される実質本体価格は€533.61(約52000円、そこに送料€30と輸入料(Vorauszahlung der Importgebührとして€28が上乗せされ、請求額は約€592となりました。うまくいけば58000円を下回ります。
そんなわけで、まさか6万円をきるとはもともと考えておらず、気づいた時には思わずポチッと押していました。

ここで申し上げておきたいことは、「オリンパスはカメラ本体・レンズともに『国際保証』の対象」だということ。
 >「デジタルカメラ本体、及びデジタルカメラ用アクセサリの保証内修理サービスの国際保証化について」
安心して海外ものも購入できます。対して、下はPanasonicのレンズ。こちらは『国内保証』のみ。壊れたら買った国まで送らなければなりません。今後同じことをしてみたいと思われた方はご注意ください。

広角の12mmを念願かなって買ったはいいが、気がつけば手元のマイクロ系ラインナップは45mmを除いてみんな広角。いくら広角好きでも使い分けに困るくらいです。反対に望遠に関しては、それこそ45mmがせいぜい。他と言ったらアダプタを介して付けるためフォーカスが遅かったりそもそもオートフォーカスが効かなかったりするレンズばかり。マイクロ専用は一本もありません。「軽くて写りがいいレンズ」が必要なのです。然し乍ら手元にあるのは重たいか写りがそこそこか、その両方か。12mmを買った時点で箍が外れて高揚しているため、思い立ったがなんとやら、すぐに同じことをしていました。

マイクロのレンズと言っても様々出ていますが、真っ先に頭に浮かんだのが
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 40-150mm F4.0-5.6R
OLYMPUS マイクロ一眼 PEN レンズ M.ZUIKO DIGITAL 40-150mm F4.0-5.6R SLV
定価:49,875円 2011/6発売
オリンパスの望遠系ラインナップを担うこのレンズ。カメラのダブルキットズームにもなっています。ほかに14-150、75-300もありますが、こっちはお値段やや高め。箍が外れているとはいうものの全開とまでは行っていませんでした。
日密で32,030円、そして価格でもこれが最安となっています。しかし3万円。ならば海外は、と検索。
米密:Amazon自身での販売なし、英密:約29000円、独密:約28000円、など。今回最安と思われるフランスでも27000円程度。
ふぅむ、です。正直、このレンズをそこまで強く欲しいとは思いませんでした。写りは「悪くない」のですが、望遠にした時に中から筒がにゅにゅっと伸びるさまは滑稽ですらあります。沈胴機構でコンパクトになったが故とはいえ抵抗があり、価格差もさほどないことから躊躇していました。
そこで魔のささやき。「国際保証なくてもいいならパナにしたら?」はたと思い至りました。
Panasonic LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
Panasonic デジタルカメラオプション マイクロフォーサーズシステム用交換レンズ Xレンズ 電動ズーム LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./POWER O.I.S. ブラック H-PS45175-K
定価:56,175円 2011/11発売
重量はオリの40-150より10g重い210g、パナレンズでも比較的新しくかつ「上位」レンズに位置します。望遠寄りの写りはけっこう良好。かつインナーフォーカスのためオリのような不格好になりません。にも拘わらず既に値がこなれてきています。食指がぴくりと動きます。
日密で36000円強、価格最安値は35200円(シルバー)です。値段も40-150と「そんなに」変わりません。
ではではと竹割で検索してみると、米密の28000円($355)以外は総じて日本よりも高め(もちろんVATとかを引けば安くはなるかもしれませんが価格差は大きくない)。そんなもんかな、と閉じようとした時に思い出しました。「B&H」の存在を。
B&Hはニューヨークに店を構えるAV機器に特化した店。ネットショッピングもでき値段は米密並み、時にはそれよりも安価をたたき出すこともあります。そして日本など海外への発送も考慮されたサイト作りが特長です。先の12mm f2でも検索しましたがメリットを感じなかったため特に言及しませんでした。
今回も検索してみると…出た「21300円($269」!オリレンズよりも安い!思わず…。※1日経ったら$299になってました。
UPSを使って送料$42、フィルタも併せて買ったので計$339(27000円弱。あとはここに関税が入るかな、と言う程度です。
もちろん、先に述べたとおり、パナレンズには国際保証がありません。そのリスクを勘案してなおメリット有りと思われれば、ぜひ参考になさってください。

ここまで読んで、羨ましいと思われる方はおそらく稀、むしろ憐憫の眼差しをされることでしょう。
今回はあくまでカメラ機材(レンズ)に特化したお話をしたまで。もしかしたらあなたが欲しかった「あの商品」も同様にお得に求めることができる、かもしれません。

懲りずにスーパームーン2日目

奈良大池から望むスーパームーン
昨日に続きスーパームーンの撮影です。
奈良に帰省していたカミサマとあずきくんを迎えに行く使命を帯びていたため、是幸いとカメラも持ち出して、薬師寺を望むスポットとして知られている近所の「大池」に繰り出しました。あずきくんも懐中電灯を照らしながら同行を志願してくれました(おさんぽにいきたかっただけですが)。
予想よりも南からの月の出だったため、薬師寺と重ねての撮影にはなりませんでした。もっとも現在東塔修復中で大きな幕に覆われていることもあり、実現したとしても綺麗な絵にはなりませんでした。

奈良大池から望むスーパームーン
大気の状態が芳しくないせいか、くっきりとしたお月さまを捉えることはできませんでしたが、水面に映るオレンジがかった月影が印象的でした。

Supermoon

Supermoon 1:1
2012.5.5 Supermoon
Perigee “Super Moon” On May 5-6 – NASA

以下はRBB TODAYの記事から抜粋。

NASAの報道によると、5月5日ごろに「スーパームーン」が見られるとのこと。スーパームーンとは、通常の満月より大きく明るい満月のこと。NASAによるとこの5月の満月は、2012年の他の満月より14%大きく、30%明るいそうだ。

「今夜は“スーパームーン”…大きくて明るい」 – RBB TODAY

トップの画像は撮影した写真を600pxで等倍にクロップしたものです。
過去に撮影した月の写真と比べてクッキリしているのは、スーパームーンの恩恵か、単に過去のがピント合わせに失敗してたのかは不明…。

いずれもレンズはVario Elmar 14-150のテレ端で撮影。
E-5からE-M5になって画素数が上がっているので単純な比較はできないかもしれませんが。

2011.12.9 皆既月蝕前夜の月。
OLYMPUS E-5 f/5.6 1/500 ISO100 絞り優先AE
月食前夜

2011.12.10 皆既月蝕
OLYMPUS E-5 f/6.3 6″ ISO100 スピード優先AE
皆既月蝕 23:07

2012.5.6 スーパームーン
OLYMPUS E-M5 f/5.6 1/400 ISO200 マニュアル
Super Moon

月蝕寫眞


OLYMPUS E-5, Vario Elmar 40-150
150mm : F6.3 : 6sec. : ISO100
食の開始が21:45、まだ仕事中。22時すぎに出た時には既に半分以上欠けていました。
家の近くの撮影ポイントについた時にはあと5分で皆既月蝕という状態。
間に合った、とカメラの電源を入れたらまさかの「No Card」の文字。
慌てて家に入ってカードを捜して戻ったら、真っ赤なお月様になっていました。


OLYMPUS E-5, Vario Elmar 40-150
150mm : F5.6 : 1.3sec. : ISO100
皆既明けの月、徐々に端から明るくなってきます。
ここまで一時間も外で待機、すっかり体も冷えていましたが、
ここまで不運続きの天体ショー撮影でようやく一定の成果が出せました。
また月蝕のおかげでTwitterで知り合ったご近所さんとの邂逅もありました。

京都の北辺、柊野から徒然と