202108 18きっぷ旅2日目

復路は山陰路を東へ

行きは山陽経由としたので、帰りは只管山陰ルートで京都まで戻ってみようと寝ながら決めた。途中城崎温泉あたりで時間を潰してもいいかなとも考えていた。
ところで乗り鉄旅の醍醐味として、列車に乗り込むだけでなく駅構内にある立ち食いそばなどの店で舌鼓を打つことも忘れてはならない(独断と偏見)。ところがなんとも世間知らずなことに、そういった店が次々と閉店しているようだ。お昼ぐらいに豊岡あたりに着くならばそこでなどと妄想しつつ検索すると、数年前になくなってしまった模様。姫路駅などでは営業しているがどうも山陰側は全く存在しないようだ。ただ鳥取駅にはホームなどの改札内ではないもののエキナカに「砂丘そば」があったので朝ごはんに寄ってみた(椅子があり立ち食いではない)。
そうこうしつつ旅程を練り続ける。城崎温泉下車も良いが一度行ったことあるしなぁと迷いながら入場直前に手に取ったJR西の機関紙「西Navi(2021.9)」で紹介されていたのが“余部鉄橋「空の駅」”。以前からずっと気になっていた場所ながら迂闊にも今回の旅程ではなぜかスポッと考慮から外れていたので、まさに天啓。ということで計画を変更。

かつての鉄橋で「スタンド・バイ・ミー」?

まずはキハ121に乗り込み、浜坂からはキハ47で餘部駅で途中下車。

余部鉄橋「空の駅」”はかつて掛かっていた「余部鉄橋」の一部を残し見学できるようにしたもの。現在はかつての鉄橋の横にコンクリート製の橋梁を設けている形となる。地上とはエレベータで結び、付近に道の駅もあることからちょっとした見学・土産エリアとなっている。見学客も鉄道ではなく自動車で寄る数が多いようだ。
鉄橋自体は現在鉄道の用を足してはいないが、一部は現存しておりかつての壮大な姿を思い浮かべることができるようになっているだけでなく、実際に鉄橋の上を(安全に)歩くこともできる。

「鉄橋」部分も一部線路が残っているが、途中で切断されてしまっている。ちなみに金網越しに撮影したもので、もちろんこのまま歩いて端まで進めるわけではない。
「余部鉄橋」たる橋脚の一部は現在も残りそのまま見学できるようになっている。

1時間半ほど堪能しつつ時間を過ごし、後続の列車に乗り込んで豊岡まで向かう。

またしても蕎麦

皿そば750円。玉子と山芋つき。

豊岡でも乗り換えはすぐできたものだがあえて下車し、お昼ご飯を市内の蕎麦屋「そば福」さんでいただく。朝に続いて昼もそば。出石そばについては恥ずかしながら何の知識もなかった(今もない)が、皿そばなる形でいただいた。
そばを食べ終わった後に豊岡市内観光をしたいと思ったがこれといったスポットがない。平日昼間な上にコロナ禍故か人通りも車の量もまばら。どことなく寂しさを覚えてしまう。「カバンストリート」まで足を運ぶも、物欲に負けてはならぬとむしろ早々に退散してしまう。
15時過ぎに豊岡を発ち、福知山で乗り換え無事京都に到着。7月とは異なり今回は観光らしいことも少なくほぼ「乗り鉄」満喫の旅となったが余部鉄橋見学をすることもでき楽しい思い出ができた。

今回のお供はPEN-Fではなく携帯性を優先しRX-100にした。最近はズームを使うと途中で落ちてしまうため、専ら広角側の単焦点のように使用している。

所要時間 7時間56分(餘部滞在を除く)
運賃[IC優先] 4,180円→青春18きっぷ1日分2,410円
乗換 3回(餘部途中下車はカウントせず)
距離 230.3 km

■鳥取
↓ 09:30〜10:15
↓ JR山陰本線 浜坂行
■浜坂
↓ 10:28〜10:42
↓ JR山陰本線 城崎温泉行
■餘部
↓ 12:20〜13:17
↓ JR山陰本線 豊岡行
■豊岡(兵庫県)
↓ 15:01〜16:24
↓ JR山陰本線 福知山行
■福知山
↓ 16:55〜19:04
↓ JR山陰本線(JR嵯峨野線) 京都行
↓ 1番線発 → 33番線着
■京都

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