2022 Summer. 4■9/2 ※今日は18きっぷ使わず
おはようございます。昨晩は悶々と?したまま床につき、朝早く起きて大浴場を満喫しました。朝食も充実しておりいつの間にか行動予定を決めぬままのほほんとしてしまいましたが早く決めないといけません。
札幌観光
結論としては、「留萌まで行ってらんね。旭川とかもまた今度行けばいいや」となりました。
というのも、ここに来てまた邪なアイデアが一つ浮かびそのために18きっぷを温存しておきたかったのです。ということで本日は札幌市内観光をして夜のフライトに備えることにします。
札幌観光は2度目ながら、前回は夜着1泊昼戻りの弾丸日程だったため北大の中をうろうろするのが石の山でした。そのため「ザ・札幌名所」というべき羊ヶ丘なども今回が初めてでした。
まずはホテルをチェックアウトし札幌駅ロッカーに荷を預けます。東急ハンズ脇の札幌駅前バス停から羊ヶ丘展望台に直行するバス(8:55発→9:33着)に乗り込みました。
9:35 羊ヶ丘展望台
中島公園→さっぽろ 210円
ロッカー 400円
札幌駅前−(北海道中央バス・89)→さっぽろ羊ヶ丘展望台 240円
羊ヶ丘展望台 530円
朝もまだ早いのにすでに観光客で賑わう羊ヶ丘、さすがです。シンボルでもあるクラークさんの周りには記念写真をしようと多くの人が群がっていました。クラークさんを写真に収めてしまえばほぼ目的は達したもの。コスモスやらを愛で羊を眺め周囲をぐるっと歩いてみましたが、次のバスまでしばらく時間ができたため思い切って歩いて下山することにしました。芝生と青空だけの写真はその道すがらのものです。
10:30 平岸高台公園
西岡3条8丁目−(北海道中央バス・83)→平岸7条13丁目 210円
「は?どこそこ?」という反応、それがフツウです。巷のごく一般のガイドブックにもここが紹介されることはないのではないでしょう。実際、ここ、ただの公園です。かわいい動物がいるわけでも、度肝をぬくアトラクションがあるわけでもありません。
上の写真を見てだんだん「見覚えあるぞ…」となってきた諸兄、同志ですな。そう、〝聖地〟です。「水曜どうでしょう」という番組の前・後枠の現場です。HTBの社屋が昔近所にあったのですが、今は移転し旧社屋も残念ながら取り壊されてしまいました。そのロケ地であったこと、旧社屋が近所だったことを示す記念碑が建てられています。札幌におよりの際は一度訪れてみてください。南平岸駅からであれば歩いて数分です。一度来ればもう満腹でしょうが。
11:00 円山動物園
南平岸→円山公園 290円
円山動物園 800円
札幌観光と言っても土地勘、観光の知識も乏しくどこに行けば良いのかなかなか良い案がありません。「とりあえず迷ったら博物館・美術館・動物園とか行っとけ」という鉄則?を守り、円山動物園に向かいました。なお北大の植物園は前回ちらりと入ろうとした経験があるので順位を下げております。
動物園内は幼稚園、保育園児や家族連れで溢れてました。当たり前か。賑やかなのはいいことです。こちらも分を弁えお邪魔にならないように動物たちとの一期一会を楽しんできました。ただすでに時間はお昼前、カンガルーやサルなどあらゆる動物たちは「まったりモード」に突入してしまっておりました。ライオンに至っては果たしてどこに隠れていたのやら…。
12:30〜 北海道大学
円山公園→北12条 250円
塩ラーメン+オクラ 北大生協中央食堂 508円
ソフトクリーム@ミュージアムカフェぽらす 400円
ジンジャーエール@セイコーマート北海道大学店 84円
動物たちのまったり感と子供たちの熱にあたり、動物園も1時間程度滞在でそこそこに抜けてきました。空港への移動予定までまだ6時間ほどあります。まいった。どこに行けば良いのか。困ったときはやはりあそこです。北大です。さすがに今回は鬱蒼とした森の中を切り拓き奥まで探訪しようとは思いませんが、外せない場所・総合博物館はやはりみておくべきでしょう。
腹ごしらえとしてお隣の生協食堂でお昼ご飯。生協ご飯にはいつも胸がときめきます。いつもなら丼ものを注文するのですが、函館の少し淋しい記憶が蘇り生協にて「塩ラーメンリベンジ」となってしまいました。結論から言えばやはり記憶の味からすればパンチがたりませんが、スープの透明感は思い描く通り。記憶の味が手の届かないところまで昇華してしまってるんでしょうかね。
そしていざ博物館へ。2年前からの再度の見学となりましたが、ビミョーに展示内容(特に学部紹介のあたり)も変更されていて、変化を感じられたのも楽しかったです。特別展もおもしろかった。何度来ても飽きないや。館内のカフェでソフトクリームを堪能しミュージアムショップを冷やかし、退出したのが14時半。あれ?もっといたつもりだったのに…。
まだあと4時間ある。時計台は前回見た。テレビ塔は名古屋とそっくりだから別にいいや。「北海道鉄道技術館」なにこれおもしろそう!…第2第4土曜しか開いてないってダメじゃん。サッポロビール博物館か、ビールとかそこまで見たいもんではないな、次回まで置いておこう…。近代美術館、うーん。オリンピックミュージアム、遠いなぁ…。札幌ドーム、いやハム(失礼)に興味ないしもうすぐ移転だろうし。さけ科学館、札幌市資料館、いずれもいまいちぴんとこない(大変失礼)。さてさて。困ったら改めて金言を思い出す、「高いところに登っとけ」。
16:00 藻岩山
北12条→大通 210円
札幌市電 狸小路→ロープウェイ入口(乗り継ぎ割引あり) 120円
もいわ山ロープウェイ・ケーブルカー往復 1900円
札幌を一望するところ、そう藻岩山。某漫画「○よ聞いてくれ」の舞台である架空のラジオ局が麓にあり、主人公も面白くなさそうに?元カレと上がったところでもある。どうでもいいですね。
経路検索したところ地下鉄大通駅から市電に乗り換えるのが一番ラクだと分かった。で、地上に出てみると目の前を通り過ぎる電車。ちょっと待ってくれ!と慌てて駆け出し、飛び乗って一安心したら知らない駅名を連呼する…。そう、内回りに乗るつもりが反対の外回りに乗ってしまったのでした。ただしこの札幌市電は一乗車200円(地下鉄との乗り継ぎ割引などもあり)でループ状に走っているので、ちょっと遠回りになるだけでちゃんと目的地に着くことができるのだった。いやぁあせりました。どこかで降りて引き返そうかと30秒ほど悩みました。ループに気付いてからは大船に乗ったつもりになっちゃいましたが。しかも、市電の中で藻岩山ロープウェイの割引券も発見!通常2100円が1900円になると来たもんだ。え、市電一乗車分飛んじゃっていいんですか!?なんだかすいません。てことでありがたく使わせていただきました。札幌市電バンザイです。
当初予定から10分ほど遅れて麓に到着。きっぷ売り場などでマスコットのもーりすがお出迎え。ゆるいなぁ。そんなんで運賃が高いのはごまかせんぞ。他に行くあてもなかったので背に腹はかえられませんが。藻岩山まではまず麓からロープウェイで中腹駅まで。中腹駅で写真のもーりす(どっちも?)2体がお待ちかね。で中腹から山頂まではケーブルカーに乗り換えて目指します。ロープウェイから市街を見下ろすのが結構気持ちいい。アナウンスで名所を紹介してくださるのですが、札幌ドームは遠目でもすぐ分かった。でもテレビ塔どこ?言われてもわからんし、山頂から一所懸命目を凝らしても全然見つからん。なんとなくあそこが北大で、そこが中島公園で、豊平公園でとあたりはつくがテレビ塔まったくわからん。改めて自分が撮った写真をかっぽじるように見てもわかりませんでした。テレビ塔そんなに目立ってる?札幌市民だったら一発でわかるものでしょうか。
夕食、買い出し
札幌市電 ロープウェイ入口→西4丁目 200円
大通→さっぽろ 130円(乗り継ぎ割引あり)
札幌駅アピア 路地裏カリー侍. スープカレー+ラッシー 1815円
セブン-イレブン北海道ST札幌パセオ西店 463円
北海道どさんこプラザ札幌店 2818円
藻岩山から下山しさっぽろまで戻ってきたのが17時を回った頃。少し早いが夕食を挟めばうまく折り合いそうです。札幌、北海道での(今回の)最後の晩餐として味噌ラーメンを食べようかなと思ってましたが、市内でやけに目に付くカレーの文字。意外にも札幌はカレー王国のようです。ちょうど地下街を歩いていたらおもしろそうなスープカレーのお店があったので入店。いろいろなオプションから自分好みの辛さ、揚げ方などを選ぶシステムも楽しそうです。
カレーに舌鼓をうった後は、機内のお供やお土産を求めコンビニや土産物屋さんに。今思えば、なぜ特急で食べたチーズと同じものを買わなんだ、豆煎餅を見逃した、メロンパンナコッタに執着しなかった、と後悔ばかりですが、選んでいるときは能天気なものです。
いっこ心残りだったのは、札幌駅構内で見つけた展覧会の看板。銀の匙展がやってるんだったら藻岩山なぞいかずとそっちに行ってたのに…。もっと大きく知らせて欲しかったものです。ときすでに遅し。
札幌駅18:37発−<快速エアポート186>→新千歳空港駅19:14着
札幌→新千歳空港 快速エアポート指定席 1990円
北海道旅行も終わりを迎える頃。札幌駅を18:37に出発する快速エアポートで空港に向かったのですが、帰宅時間とも重なり自由席は大変な混雑。指定席のデッキにも人が溢れる具合。だいたいは北広島あたりで皆さん下車して行きましたが、やっぱりちょっとお金を積んでも指定席利用が正義です。
CTS20:40 20:53−<Peach MM118>→KIX22:55 23:08
シンプルピーチ 4890円
CTS使用料 270円
KIX使用料 370円
座席指定プレジャーシート 690円
受託手荷物 1800円
チケットガード 1100円
クレジットカード支払手数料 1200円
搭乗するフライトは関空に23時前に到着するものだともともと分かっていたので、京都の自宅まで戻ることは端から諦めて途中の東岸和田で宿を予約していました。確かに少し博打をうつ感じにはなるがJRの終電23:09に間に合えば問題は起こらないはずでした。
が、いざバスに分乗し待機する飛行機に向かう途中、滑走路が塞がったとかでしばらく停滞することになり、結果としてフライトが大幅にずれてしまいました。この時点でJR終電には間に合わなくなることがほぼ確定。仕方ない?あり得ない?どうにも釈然としないものが。LCCはこんなもん、補填もないのが当たり前。そうなのかもしれませんが。
機内のお供には、普通のコンビニお菓子のほか、ブルーベリーのパンナコッタ、モッツァレラチーズを用意しました。前の記載の通り、メロンのパンナコッタに比べると感動もイマイチ、チーズもモソモソとして固く、ただ口に入れているだけという状態に。
プレリクライニングシートという倒せない席、フライト遅延による殺伐とした空気、気流不安定による重なる揺れなどで帰りは正直高揚感もワクワクもありませんでした。最後、残念です。
関西空港駅23:55発−南海空港急行→岸和田駅00:12着
南海 関西空港→岸和田 610円
タクシー(DiDi) 1080円
ホテルルートイン大阪岸和田 禁煙 4873円
JRの終電には間に合いませんでしたが南海はまだ大阪方面の電車がありました。岸和田まで向かい、そこからタクシーでホテルに向かいます。フライト中から気が乗らない感じでしたが、こちらのホテルにも大浴場があり深夜でも入ることができるとか。2時近くになりましたが翌朝に向けてお湯に浸かり気持ちを切り替えることにしました。ここも朝食付きなので朝の支度にも余裕を持たせることができました。
ということで、北海道旅行はおしまいですが、「おまけ」としてもう少しだけ旅は続きます。しつこいですが、
To be continued...