2022 Summer. 3■9/1 18きっぷ旅
函館観光
函館市電 函館駅前←→十字街(往復) 420円
プレゼント(牛革しおり等)@OZIO本店 6490円
青函連絡船摩周丸 500円
はこだてみらい館入館料 300円
おはようございます。3日目、函館から札幌に移動します。
その前にやはり函館を堪能しておきたいと思います。昨晩の警報が出るほどの雨も夜半にはすっかりやんで朝から青空も見えています。変わって関西では台風の影響か大雨があちこちで続いているようで、なんだかすまんねぇという気分です。
十字街から元町散策(お土産)
好天に恵まれた朝、ホテルでの朝食もそこそこに済ませてチェックアウト、乗車予定の時刻まで余裕もあるためまずは函館山麓の元町を歩いてみることにしました。函館駅ロッカーに荷を預け、市電を使って昨晩の十字街停まで。旧イギリス領事館や旧函館区公会堂など洋風館が多く並び坂からは函館湾も望める素敵なところをしばし散策。付近にある革製品のOZIO本店を覗き、気にいったしおりなども買うことができました。
朝市見学を早々に切り上げて摩周丸へ
ホテルの近くにある朝市は函館観光でもメジャーな場所となっていますが、朝ごはんも済ませておりあまり興味をそそられることもなかったので、海辺に足を延ばしてかつて青函連絡船として函館と青森を結んだ摩周丸を見学しました。実際に運行する青函連絡船にも宇高連絡船にも乗船したことがないため展示物などを見ながら想像するばかりです。一度は乗ってみたかった…(青函トンネルも未体験です)。
出発時刻まで、はこだてみらい館で
12:35発長万部行きに乗車する予定を立てており、摩周丸の見学を終えたのが11時半、ちょうど1時間ほど時間を余してしまいどうしたものかと思案。一旦函館駅に戻るも1階コンコースのベンチは相変わらず埋まっており休む場所なし(2階のタリーズとかでもよかったんだけど)。と地図と睨めっこしていると、近くに「はこだてみらい館」(ビル3階)なるおもしろそうな施設を発見。4階のキッズプラザとセットで子供向け施設と思しきような感じもするがものは試しでチラリと覗くだけでもと訪問してみました。受付でうかがうと入館料が必要ではあるが大人も映像コンテンツや所蔵本を閲覧することもでき、休憩スペースもあるというではないですか。微妙な隙間時間をつぶすだけだしと入ってみると、確かに主なコンテンツは子供向けとなっているけども、傍から眺めてるだけでもおもしろいし、休憩スペースにはフリードリンク自販機もあり、窓から函館駅を眺めたり撮り溜めた写真を整理したり読書もしてみたりとあっという間に乗車時刻の30分前を迎えました。僕みたいな行き当たりばったりな人もそうそういないでしょうが、駅から離れず休みたいなというときにはこちら使ってみてください。
ロッカーから荷を取り出し、駅内の土産物屋、セブン-イレブンで駅弁やお菓子を購入し、いざ目的の車両に乗車!と思ったらすでにクロスシートは埋まっておりロングシートしか吸われない状態。いやそれでもいいっしょ。
函館駅12:35発→長万部駅14:58着/15:34発→東室蘭駅16:58着/17:02発→苫小牧駅18:28着/18:42発→札幌駅19:59着
青春18きっぷ使用 2410円(1日分相当)
紅鮭ハラスのり弁当@四季海鮮・旬花 1200円
はこだて雪んこほか@四季彩館 756円
苫前産メロンのパンナコッタほか@セブン-イレブン北海道ST函館店 495円
さていよいよ今回の旅のメインディッシュ、函館〜札幌間鈍行の旅です。途中3度乗り換え7時間半かけて移動します。往きは特急で4時間でしたから、鈍行の割にいうほど時間を掛けてない、とも言えますが、それでも経験上「京都〜門司港(約12時間半)」に次ぐ乗車時間となります(ホントは東萩〜京都の山陰本線17時間超が最長になるはずだったんだけど途中出雲市駅で18きっぷ紛失からの米子でやくも&新幹線利用による途中リタイアにより未達成)。いやごめんなさい訂正、「京都〜豊橋〜飯田線〜松本」の約11時間半や「富山〜高山〜岐阜〜京都(途中2時間ほどの高山観光やトラップ含め11時間)」とかもあったわ。それこそ遠くまで掘り返せば東京までの夜行とかあるけど…どうでもいいや。世の中にはもっと「上」の方もとうぜんいらっしゃるので、かわいいもんだと笑ってご容赦くださいませ。(門司/萩に行ったきのことはエントリーにあげてないのか。つくづく己はさぼり魔だな…)
↑こゆこと?(近年で乗車時間が長い順)
- 幻の1位:17時間半超「山陰本線(東萩〜京都)」2021.12 ※米子駅でリタイア
- 1位:12時間半「山陽本線(京都〜門司港)」2021.12
- 2位:11時間半「東海道線/飯田線/篠ノ井線(京都〜豊橋〜松本)」2021.07
- 3位:11時間「高山本線/東海道線(富山〜高山〜岐阜〜京都)」2021.07
- 4位:約9時間「山陰本線(鳥取〜餘部〜豊岡〜京都)」2021.08
- 5位:7時間半「函館本線(函館〜東室蘭〜札幌)」←イマ
ハイライトは函館〜長万部の途中にある大沼国定公園や北海道駒ヶ岳などの雄大な景色。特急では窓も開かないしあっという間に通過してしまう(正確には途中駒ヶ岳駅などで停車時間があるにはあるが)ので鈍行旅ならではの醍醐味とも言えます。
先に書いた通り、長万部行きキハ40系のクロスシートはすでに埋まりロングシートへの着席を強いられはしましたが、むしろ右に左にと移動しやすく(迷惑なヤローだ)車窓撮影にはもってこいでした。大沼国定公園では進行方向左側(山側)が狙い目で、森駅あたりからは海側となる右側も良いでしょう(ただしずっと海模様が続くので飽きるかも)。
楽しみは雄大な景色だけではありません。実は往きの特急車窓で、長万部駅を過ぎたあたりで気になるものを見ていました。長万部駅の次の駅である中ノ沢駅の駅舎がどうにもけったいだったのです。後から調べてみると車掌車を利用した待合室なのだそうです。さすがに今回は途中で降りて堪能するわけにはいきませんが、長万部駅に近づくにつれワクワクしていました。そして撮影したのが上の写真です。広角レンズをつけたままにしており、よくわからん写真になってしまってすいません。想定よりもずいぶん離れてしまったということで…ご勘弁を。こういったユニークな光景も収めることができ、一人で悦に入っておりました。
メインディッシュといえば、駅弁として求めた鮭弁も豊かな味わいでおいしかったが、セブン-イレブンの北海道限定商品「苫前産メロンのパンナコッタ」は頗るおいしかった!なんとか全国展開、ダメでも京都限定で販売してくれないかなぁ。ちなみに復路のPeach機中で姉妹商品?の「余市産ブルーベリーのパンナコッタ」を食べたがメロンほどインパクトが残らなかった(余市には何の罪もない)ことも記しておきます。
札幌到着> ジンギスカン
ホテルリリーフ札幌すすきの セミダブル禁煙 4455円
ジンギスカン@羊の神様 4510円
シュークリームほか@セイコーマート南8条店 581円
ホテルに向かう道すがら「いや腹減った。まずは飯やろ」と思い立ち、降りた中島公園駅からニアバイのジンギスカン料理店で検索、1軒目の評判良いお店は駅すぐの場所にあったものの「都合により長期休業」の張り紙。これはいつもならだいたいありつけなるパターンや…まずい、と背筋を汗が流れるなか、少し北に上がったすすきのの「いわゆる」なホテル街の中にあるお店を発見。
人生初のジンギスカンです。食べ方もよくわからんとです。おそるおそるお店の人に「初めてです」と申告したら「まずはビギナーセット(数種のお肉と野菜セット)を頼むがよろし。足りなくなったらお肉を追加して」とのこと。紙エプロンをつけ温まった独特の鉄板にお肉などを載せ頃合いを見てタレにつけて食べるだけ。やば、ウマ。調子に乗って白米やビールも注文し、お肉も追加してとやってたら4000円をオーバーしました。それでもとてもおいしかったので満足です。京都市内にもジンギスカンを出すお店があるみたいだからまた行ってみよう。
でセコマに立ち寄る。それこそホテルとの間くらいという絶好の場所にセコマがあるんだな。甘いものを体が欲していたので、シュークリームやらソフトクリーム、またソフトカツゲンや鮭とばの再来とばかりに今度は「手焼きむしりたら」(こっちも結構おいしかった)を買い込み、ようやくホテルにチェックイン。朝食付きで大風呂(ただし時間帯で男女別の使用制限あり。夜のいい時間が女性専用となり深夜まで待たねばならなかったため一旦あきらめ朝風呂を堪能)もあり設備なども至れり尽くせり(で宿泊代も5000円をきるのダ)、さっぽろ駅から地下鉄一本というなかなか素晴らしいホテルを見つけてしまいました。すすきのに興味のある人ならなお良しですね。
翌日帰路につくその夕方の空港移動までの間どうしようかと悩むまま眠りについてしまいました。というのも元々は旭川あたりまで行って帰るプランを何となく考えていたものの、留萌線廃止決定がなされたというニュースを聞き乗りに行くべきか迷いだしました。降って湧いたようなタイミング、行ってみたい乗っておきたいという気持ちはもちろんありましたが、鈍行オンリーでは帰路の行程に無理が生じるリスクがあり結論が出ぬまま夢の世界に誘われ翌日を迎えることになるのです…。
To be continued...