『はじめてのおつかい』

はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)5つの女の子が、はじめて一人でおつかいに行くお話。女の子が主役なのでどうかなーと思ったのですが、この本は思わぬところであずきくん好みの本でした。それは「お話とは関係のないイラストが多い」ということ。前から「あ!てんてん(テントウムシ)!!」とか、全然関係のない、すみっこに描かれたイラストに反応していたあずきくん。この本はそういう点で、たまらなくあずきくん好みです。
たとえば、4ページ目。女の子が友達と話しているシーンでは、バックに鳥かごから逃げ出した鳥とその飼い主の様子が描かれており、そこを絶対指さします。また、最終ページの、お母さんが坂の下で待っているシーンでは、なぜか奥の道はにゴミ出ししているコックさんが!あずきくんは「ゴミ出してるね」と絶対言います。極めつけは、最近、4ページ目で塀の上のいる猫が、後ろの方のページの掲示板に「迷い猫」として掲示されている猫だったということに気づいたので、ページをまたいで「見て!」というようになりました。もちろん、お話も聞いているみたいですが、この「ウォーリーをさがせ」的な読み方が、あずきくんは好きなようです。

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