前にも、このシリーズの『10ぴきのかえるのふゆごもり』を読んで、好評だったのですが、『ふゆごもり』よりあずきくんはこちらがお気に入りの様子(私は『ふゆごもり』の方が好きですが)。あずきくんにとって、この本がお気に入りなわけは、どうやら地図が付いていることのようです。お話の内容は、10ぴきのかえるが、自分らが住んでいる沼(ひょうたんぬま)の反対側(西側)から流れてきた女の子ガエルを送り届けるまでに、いろいろな難所を通過するという話。読み終わった後、見返しに付いている地図を見て、お話を確認するのが楽しいようです。同じことが『はたらきもののじょせつしゃけいてぃー』にも言えるようです。結構長いし、絵の雰囲気も今まで読んできた絵本と違うので、どうかなーと思っていましたが、こちらも「地図」という要素と、除雪した道筋が最近のあずきくんのブーム「迷路」にも似たところがあるので、とても気に入っているようです。