あずきくんはNHK教育の「にほんごであそぼ」などを見てもさっぱり面白くないみたいですが、この本は同じコンセプトのはずなのにものすごく楽しんで読んでいます。どうやら決め手はストーリーの「忍者」にあるようで、この本では、おじいちゃんと孫たちが忍者ごっこをしていて、そのなかでさまざまな昔からある日本語の言い回し(たとえば「おっと合点承知之助」とか「あたりき車力のコンコンチキ」とか)が使われています。あずきくんが一番初めに興味をしめしたのは「かくれみの」とか「めくらまし」とかの忍法の方でしたが、次第に「おはようごんざえもん」と言い出しています。