昨日、めずらしく家族3人でごはんを食べていると、あずきくんが「あれ?こぶがない」と頭を触りながら言いました。「こぶ」とは、9月に切除した脂腺母斑のところの腫れのこと。え、今ですか・・・とあ然としました。そういえば、6ヶ月経ったら診察を受けにきてと言われていたので、忘れないようにしないと。
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切りすぎ
昨日はとても寒かったのですが、今日はお日さまが出て、若干暖か。それを感じとってか、あずきくんは「公園で自転車(三輪車)する」と言い出しました。三輪車は最近すっかり忘れ去られた感があり、正直「処分しようか」とも思っていました。残しておいてよかったです。
今まで、三輪車に乗っても、自らこぐことをしていなかったのですが、今日はがんばって自分で進もうとしていました。けれど、4歳9ヶ月には少々小さいように感じました。そんなあずきくんの横を、あずきくんより小さい子が、いまどきな「バランスバイク」で通り過ぎました。もうちょっと三輪車のスピードに慣れたらバランスバイクも考えようかなと思いました。
さて、夜は散髪を敢行。またバリカンを持ち出して切っていたのですが、毛を剥くアタッチメントの使い方がよくわからず、戸惑って使っていると、、、「あ!!」耳の上がはげてしまった!!!あずきくんに「ごめんねぇ」とあやまると「ま、いっか」と寛大でした。
小皇帝
手術後のあずきくん
多くの方にご心配をおかけしましたが、あずきくん、今ではすっかり元気です。未だ手術のために剃った頭が変な感じですが、手術後すぐに比べれば全然ましです。ちょっと痛々しいですが、術後すぐはこんな感じでした。
(うう、今みても痛々しい・・・。)
けど、次の日にはオーマと今宮神社にいって名物「あぶり餅」を食べました。あずきくんはぱくぱく食べて、ご機嫌でした。
手術の6日後に抜糸があり、これもアンパンマンDVDのおかげで無事クリアー。次回は6ヶ月後ということでした。
お風呂も手術の2日後には入れるようになったり、直接傷に触れる以外は痛がらなかったり、と、「頭部のできものを摘出した(!)」割にはあっさりとした術後です。病理組織診断の結果によると、できものは「石灰化上皮腫」というもので、悪性のものではなかったとのことでした。ちなみに手術代負担は3万円程度でした(保険適用)。
脂腺母斑(しせんぼはん)
聞き慣れない言葉、それが先天的なものとしてあずきくんの頭にありました。ブログでもたまに言及していますが、頭頂部付近にできたコインサイズのハゲです。髪の毛で目立たないようにもできるし、お医者さんと相談して彼が小学校に上がる頃に対処したらいいだろうと高をくくっていたところ、今年に入ってそこからプクッとおできができました。それまでは本人もあまり意識していなかったのが、違和感を訴えるようになり触ると少し痛そう。
改めて皮膚科・形成外科のお医者さんに相談すると、長ずるにそのおできが悪性の腫瘍になる恐れもあるため切除した方がよいと方向が変わりました。ネックは、まだ幼いため全身麻酔をしなければならないことでした。北山の病院で京大付属病院から定期的にいらっしゃる先生に診てもらえ、そのまま京大付属病院の麻酔科小児科の診察も8月に終え、8/31にいよいよ手術、となっていましたがあいにくちょうどあずきくんが風邪に罹ってしまい延期、それが本日9/27でした。
(ただいまあんこさんから「早々にブログを更新されたし」と催促を受けております…。急かし過ぎ!)
当日いつもと違う行動にあずきくんも感づいて取り乱したりしないかと心配しましたが、既にエクステンド含め何度か病院に足を運んでいた事もあってかあまり動転せず。むしろ保育園に行かなくて済むと悦ぶ始末…。病院に着くや僅かな準備時間を挟み、手術室に通されます。意外にあずきくんは指示されるまますんなりベッドに横たわります。
9:10全身麻酔開始、静かに動かなくなったあずきくんを見届け、部屋から退出、しばし病院内で時間を過ごします。(ローソンでリラックマグッズのキャンペーンをしている模様。あんこさんがシールを集めているのでご協力願います。シール30枚でマグカップと引き換え。本日のところ6枚収集…)
(あんこさんからアイスクリーム差し入れあり)
10:30ごろにサージャリー前で待機し、11:10に中に呼ばれました。そして看護師さんに抱かれたあずきくんが姿をあらわします、「ママのだっこがいい」とぐずりながら。術前に先生から「麻酔から醒めた直後は少し取り乱したりすることもある」と聞いていたり、やはり全身麻酔に対してそこはかとない不安を抱いていたため、特に何事もない様子のあずきくんに一安心です。もちろんはじめのうちはぐったりぼんやりとして覇気がありませんでしたが、徐々に「のどかわいたりんごじゅーす(まとめて成語)」と言ったりするようになるなど徐々にいつものペースに戻りつつあります。
一通り飲み食いしたものをもどさない事を確認したら退院となるのでアンパンマンを備え付けのモニターで視聴させてもらいましたが、看護師さんが揚々とすごいのあるで、と「アンパンマン誕生」という彼の出生の秘密を知る事ができる初期のエピソードを用意してくれました。あずきくんも食い入るようにテレビを見ます。
アンパンマンの最初の友達は天丼マンで対バイキンマンに一話にしてエビ天8尾も費やした(故か近時彼の姿をあまり見かけず)、カレーパンマンは自分がカレーを作るとき吐瀉物を混ぜていた…など興味深いエピソードが満載でしたが今はそんなことどうでもよろしいですね、失礼しました。
頭にかぶせたネットをあずきくんはすぐ取りたがりますが、おもちゃを買ってあげるだのと何とか宥め賺して我慢させました。執刀の場所が場所だけにしかたありません。現在あまり口にしなくなったところから慣れてきたようです。
何かあってはとオーマが奈良から来てくださいましたが、あずきくんは頗る元気。それでもごはんの用意をしていただいたりうちの中を片付けてくださったり、いろいろとご面倒をおかけしました。ありがとうございます。
一週後に抜糸予定です。今は秘匿されたガーゼの下を覗く事ができるのもそれ以後です。あずきくんにあったら傷のあたりをそっと見てあげてください。
このたびは皆様に多大なご心配をおかけいたしました。本日はひとまず無事に事を終えました。ありがとうございました。