iPhotoに触発されてGPSロガーを買ってみた
いままでさんざん「iPhoneはGPSロガーになるよ!EverytrailやRunKeeperを使えばログが取れるよ!」と放言してきたにも拘わらず、ひょんなことで「SONY GPS-CS3K」を買いました。なんだかんだ言ってもiPhoneのバッテリを考えたら分けといた方が無難でしょ?と開き直ったりなんかしてます。
ここで整理しましょう、iPhoneのGPSロガーとしての可能性。
<メリット>
・いろいろなソフトから好きなソフトを選べる
→その先の付帯Webサービスの恩恵にあずかれる(もちろんMacでも問題なし)
・位置情報取得間隔が選べるソフトもある
←GPS-CS3は15秒間隔固定
<デメリット>
・バッテリの持ちが心配
・バックグラウンドでの動作ができないため常に起動しっぱなし
→カメラや地図を参照したいときには一旦中断する必要あり
一方のGPS-CS3のメリットデメリットを感じたままに。
<メリット>
・GPSロガー単体で動作可能。他機器に負担かからず。
・カードを本体に挿せば写真にジオタグの付加ができる。
・単三電池一本で約15時間動作
<デメリット>
・厚い、やや重い
・標準でついているソフトはWindows版のみでMac対応を謳っていない
まぁ、iPhoneであれGPS-CS3であれ、GPSのログがあればGoogle Mapsなどで軌跡を表示させられますし、ソフトを使って写真にジオタグを埋め込むことができます。たとえGPS-CS3にWindowsソフトしか入っていなくても。ジオタグが埋め込まれていればFlickrやPicasaにアップしたときに撮影地の表示が見られたりもするし、iPhoto09でも地図で写真を管理することができます。
iPhoneでログを取ったら、おおかたはそのソフトで提供されているWebサービスにログをアップすることで地図に軌跡を表示させたりすることができます。またEverytrailなどのサービスではそこからKMLやgpxといったファイルに落とすことができるため、自分でGoogle Mapsに軌跡付きの枚マップを作成することも可能。
一方のGPS-CS3は、記録したログは本体に貯められているのでUSBケーブルを用いて吸い出します。そこからログ形式変換ソフトを使ってgpxやKMLへと変換することもできますし、前述のWebサービスでSONY GPSユニット形式に読み込みが対応してるのでそこからはiPhone同様に楽しむことができます。
写真の埋め込みをMacからでも「GPSPhotoLinker」というソフトを使えばできるようになります。というのも、本来GPS-CS3にSDカードを挿すだけで事足りるはずが今日はカードの調子が悪くうまく書き込めなかったのです。
詳しくは以下の記事を参照してください。
「MacでGPS-CS1KからFlickrへ」
「iPhoto と GPSPhotoLinker と Flickr」
iPhoneの負担を減らすことを考えれば、GPS-CS3の導入は良いことでしょう。Macでも十分使えます。ただオフィシャルではそのようなアナウンスがないので迷われている方も多いはず。大丈夫、今は専用ソフトを使わなくてもいろいろできてしまうんですよ。