毎朝のささやかなこと
通勤時に賀茂川の土手を歩いていると、年老いたコリーを連れた小さなおばあさんと最近よくすれ違う。しばらく気が付かなかったのが恥ずかしいが、すれ違う際、おばあさんはペコリと会釈をしてくれる。もちろんどこのどなたなのかは分からないが、気恥ずかしさを感じつつもこちらも遅まきながら挨拶を返すようになった。
ただそれだけなのだけれど、ほんの一瞬の事なれど、最近はそれが朝の「儀式」みたく思えてきて不思議だ。
声をかけるまでは未だ至っていない。端から見たらなんでもないその行為。でも新鮮。