いざ、真如堂へ。
今日は休み、そして家には誰もいない。そして特にすることもない。
いつもならこのままだらだらぬくぬくして一日を過ごすところですが、昼過ぎに起きてからひとつのことが頭に浮かびました。
「そうだ、にらたまごはんを食べよう」
北山はコンサートホールの向かいにある「Café BOCO」でいただけるごはんでそれがまた絶品であるのですが、子供を授かってからここしばらく訪れておりません。で折角出かけるならばと、いま観光客がこの京都にわんさか来てお目当てにしているもの、「紅葉」を“ついでに”見に行ってみようとなりました。
銀閣寺の近くにある真如堂ならかつてその辺りに住んでいて土地勘があり、けっこう何度となく訪れていました。サイクリングするのに適度な距離なのです。
残念ながら太陽は雲から出たり隠れたりしてあまり気温も高くありません。速乾シャツの上にタートルネックシャツを重ね、パーカーを着て更にその上からジャケットを羽織るという、パッと見はカジュアルでもけっこう重装備な装い。ネックウオーマーもつけていきます。下は先日のストレッチパンツ。バッグはAIGLEのランドナーというウエストポーチ、あとはハンチング帽をかぶっていざ出発です。
北山から下鴨本通を下っていくと、北大路の辺りで突然の雨。大して雨足も強くなくそのままこぎ続けます。下鴨神社前を通り叡電をまたいで今出川通りに出たら京大の脇を抜けて吉田山の東より南下、14:40ごろ真如堂に到着です。
平日の昼間というのにタクシーやら徒歩やらでたくさんの観光客が来ています。けっこうマイナーなスポットだと思っていましたがそうでもないんでしょうか。
自転車は境内に向かって門に入って右手に駐めるところがあります。
で、境内はこんな感じ。すっかり色づいていてまさに見頃をむかえています。きれいでした。
ワイコンを使って撮影もしてみましたが、どうもいまいちですね。
まだまだ日が暮れるには時間があります。すぐ南には金戒光明寺もあります。そちらにも足を伸ばしてみました。
と、北門で話しかけてくるおじさんが。なんと数年前に京都に越してくるきっかけとなったとき、哲学の道で絵を石に描いて売っていたおじさんです。その時買ったことを告げるとなぜか京阪電鉄の「K PRESS」という機関誌をくれました。
塔頭のひとつ「栄摂院」が境内に入らせてくれるのでお邪魔してこちらでもパシャリ。
小さな庭でしたが、苔に映えるモミジも実にきれいでした。
光明寺では方丈の庭が見所のようですが改まって拝見するにも場違いな気がして退散することに。
途中Voice Barberさんによって、忙しくされている時にもかかわらず予約していたワックスをもらって来つつ、そのまま東大路通を北上していたら、また突然の雨、今度はけっこうな強さです。しこたま濡れながら慌ててカナートに逃げ込みました。今日の天気はどうしたんでしょうね。
体も濡れて冷えてきたので中のスタバで一息。さりげない「雨が降っているんですか?」というやりとりもちょっとうれしかったり。
そのままユニクロでヒートテックインナー上下を買ったり、ABCマートで2980円のアディダスシューズを買ったり。衝動買いの真骨頂です。
でもこのシューズ、めっちゃ安いし、職場で履くにもよさそうでしょ?普通の革靴ではクッションが期待できず腰が痛くなるので、この手の「パッと見なんちゃって革靴」が格安で手に入れられた(ラス一)のは幸運でした。
ただチャリだったことに買ってから気付く痛恨のミス。なんてアホなんでしょ。仕方がないので左手に手提げを巻き付け、ちんたら漕いで帰ることに。その頃にはすっかり雨も已みなんとか帰れるようになっていました。
松ヶ崎通を北上し、途中北泉通を経由して下鴨中通からいざBOCOへ!と近づいてみると、なんとシャッターが降りている!!
そうでした、BOCOは火曜定休、まさに今日はお休みだったのです。
ということで、カナートからお間抜けの連続で、つくづく自分が情けなくなって家路につきました。