iPhone無料GPSトラッキングソフト考■7)TrackThing

一つ下のエントリーでしんみりと帰っているときも、実はiPhoneでしっかり実験していました。
今回のソフト「TrackThing」もどちらかというと、ロガーというよりはトレーニングソフトです。手軽に使える一方で、欲しい機能がついてなかったりします。


始める際には右上の「Start」を押すだけ。
画面全体で地図を出しながら、その上のレイヤーとして下の幾つかのボタンから様々な情報を呼び出すことができるようになっています。
「Vitals」では速度、距離、経過時間を、「Stats」では平均速度、ペース、Odo、ラップタイムとラップペースを、「Geo」は高度、方角、緯度経度を、そして「Graphs」ではキロあたりのスピードと高度および時間あたりのスピードをグラフにして表示してくれます。
地図が随時表示されるため、リアルタイムで画面を確認しながら走ったりすると楽しいでしょうが、いかんせんチャリでそれやると非常に危険。停止しているときでは方角(heading)があらぬ方を向いてしまったりとちょっとがっかりだったりも。
グラフから見る速度は(Vitalsで確認できるリアルタイムな速度は当然チャリでは確認不可)今回ピークで40km/h出してることになってますが、ほぼルートが緩やかな登りでかつしんみり走行では「うそ」という他ありません。おおよそ25km/h程度を目安に走ってましたし。あまり参考にならない感じ。

更に難点を挙げれば、挙動がアヤシい点。画面ロック機能がないのでポケットに入れていても画面が切り替わっていたり。
また途中でハングするようでいつの間にかホーム画面に戻っていたり。そこから再度起ち上げれば、ストップしていない限り継続して計測してくれますがチャリだといちいちそんなこと確認できないし。実際に今回会社から自宅までの計測を試みたものの計測できていたのは7km中4km弱。北大路手前くらいから落ちていた計算になります。
あとは軌跡の確認ができないこと。ロガーには使えません。またWebとの連携もないためあくまでiPhone上で表示される「数値」を見て一人悦にいるしかないようです。

画面は美麗で触っていて楽しいですが、残念ながら使用用途としてはチャリ用というよりランニング用、またネット連携ロガーではなくスタンドアロントレーニングソフト、と結論づけてみます。

オススメ度:★★・・・
  多機能:★★・・・
 カンタン:★★★★・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。