緊張しっぱなし

P6134970.JPG
ダーバン滞在3日目は市内ツアーと一戦目の観戦です。

市内ツアーは僕とトシさんの2人のみ。バンに乗ってぐるぐる街中を巡ります、と思っていたら、いきなりあちこち道路封鎖中。今日はダーバンスタジアムで試合予定があるため、朝から早速影響でまくりです。
P6135049.JPG
湾岸を見たり、アパルトヘイト博物館や市役所内の自然科学博物館、美術館を見たり、植物園をかいつまんだり、と正直なんのこっちゃと思う所も巡りますが、今回の目玉?はタウンシップなど、現地の人達にぐっと近づくところ。インド系住人によるビクトリアマーケットではスリの影にビクビクし、タウンシップは直接バラック街を歩くわけではありませんが(あそこを歩くのはマジで危険だ、と静かに諭されました。)車で中を回ったりという体験も。
ガイド付きである程度安全が確保されているとはいえ、好んで危険な香りのするチョイスをしている訳です、常に体が緊張しまくり。およそ7時間かけてダーバンのもしくは南アフリカの表と裏を覗いて来ました。

P6145111.JPG
夜はスタジアムでの試合観戦。ドイツ対オーストラリア。結果はみなさん御存じの通りドイツの圧勝。
P6145186.JPG
試合前はまるでここはオーストラリアかと思う程の応援ぶり。数でもドイツを圧倒し、南アフリカの黄色Tシャツを水増しして観客席を黄色で染めようかというくらいだったのに、主力は途中で一発退場を食らうわ、ディフェンスはガンガン裏に回られるわといいところ無しのオージー達がかわいそうでした。
P6145170.JPG
↑後頭部にオーストラリア国旗をペイントしていた南アサポーター。彼らは最初はオーストラリアに肩入れしていたかと思ったら、いつの間にドイツの得点シーンで大喜び。斯くいう僕も両チームのナイスプレーに一喜一憂していました。ただ、とにかくブブゼラが想像以上にひたすら喧しいのです。テレビ観戦の比ではありません。耳栓を携行して正解でした(宿からブブゼラをプレゼントされましたが…)。

23時に試合が終わりましたが、本来予約済みの帰りの足がありません。空港から送ってもらったインド人のハッサンにお願いしてましたが、宿のおかみバヌとの交渉決裂。あんな近くて200(ランド)は高すぎだわ、と憤慨してました。おかげで、行きこそ宿スタッフのマリンに送ってもらいましたが、帰りは21時には寝てるわ、と言われたこともあり、また2kmほどのルートを多くのドイツ人が往きに歩いていたので、皆で帰れば怖くないと割り切ったのもあり、真夜中、「危険」と言われるダーバンの道を歩いて帰りました。
車両封鎖ポイントまでは余裕の行軍も、いざ橋を渡ろうという段で、ドイツ人も僕らもみなビクビク。気持ち早歩きになり、最後尾を厭がり、目的地が違うため途中離脱者がぞろぞろ、最後の300mはついに2人だけ。宿についた時にはフーッと溜息が思わず出ました。
そこにバヌさんがホットココアはいるか、飯食ってないなら(スタジアム周辺の屋台を期待するもののその手のものは皆無で食いっぱぐれた次第)スコーンやビスケットを食えと至れり尽くせり。どれほとありがたかったことか。

翌日は朝4時に迎えが来て6時半のフライトでケープタウンに向かうため、シャワーもそこそこに床につきました。

フォトアルバム>Flickr. South Africa 2010

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。